小ぶりな子に注意!
マンションなど共同住宅で
室内飼育される方が増えるに従い、
サイズの小さな子を欲しがる方が
増えてきています。
規約に体重・体高の制限があり、
またエレベーター・廊下など共用部は
抱っこしなければならないことも、
関係しているようです。
ただ、小さい子を迎えるのには注意が必要です。
体が小さいということは、
内臓器官系も小さいのが普通で、
繁殖者やペットショップのプロは、
未熟児という認識があります。
(もちろん正常な子もいます)
小ぶりな子は、体力や抵抗力が、標準的な
子に比べて劣る場合が多いです。
お譲りまでの時期を長めにとったり、
お譲りできる方を飼育経験者に限定したり。
お譲りするにあたり、小ぶりな子はかなり神経を
使います。
ペットショップさんなどで、小ぶりサイズを売りにして
販売しているケースも注意が必要です。
食餌量や運動量は大きく成長具合、サイズに大きく
影響します。
このような例はないと信じますが、成長盛りの時期に
食餌量を制限し、運動量を制限すれば、サイズを
小ぶりにみせることは可能です。
ただそれは、子犬・子猫の健全な成長を歪めたものなので、
お迎え頂いた後、病気や問題行動などトラブルの可能性が高いでしょう。
人間で小さい子が誘拐・監禁され、成長時期の健全な
成長を妨げられたために
虚弱、身長も小さく発見される、という事件がありましたが、
健全な成長を妨げられることで得られるサイズの小ささは、
大変な問題であることを認識してください。