ブリーダーさんに確認するべき事項
ブリーダーさんところで見学する前に、下記の点を事前に確認しましょう。
1.見学は可能か(子犬・子猫と両親・兄妹犬猫)
病気・疾患については、一般の方が見ただけではなかなか分かりませんが、
明らかな外観上の欠点や病気について、実際に見学して判断しましょう。
また毛艶や体臭などから、管理衛生状態を判断します。
両親・子犬の性格が人懐く、明るい性格か。
特に両親犬が見学中にブリーダーさんの顔色をよく観察している子については、
日々のしつけができていると考えられます。
子犬もしつけやすいほか、お迎え後のしつけ相談にも的確な回答をして下さるでしょう。
2.ワクチンの種類と代金。証明書の有無
通常輸送中の感染症にかかる危険、新しい環境下で感染症にかかるリスクを低減するために
1回目のワクチンを接種した後にお引渡しします。
2回目以降のワクチン接種に必要となるので、お引渡し時にはワクチン証明書をもらうようにしましょう。
3.健康診断書はつけることが可能か、可能な場合の費用(通常3,000円ほどです。)
ブリーダーさんのチェックのほかに、獣医師のメディカルチェックを受け、健康診断書付きで
お引渡しを受けた方が安心です。
4.血統書がつくか、発行団体は?有料の場合の代金(ほとんどのブリーダーが生体価格に含めていることが多い。)
JKC(ジャパンケンネルクラブ)や、日本犬保存協会、PD(日本警察犬協会)のものなどがあります。
5.送犬には対応しているか。空輸の場合の費用(直行便と経由便)、陸送の場合の運送会社と費用。ケージ代はかかるか?
2013年9月以降、生体販売は販売時の対面販売と現物確認が義務化されます。
手渡しが主流となると予想されますが、遠方の方の場合、お引渡し可能な時期の前に一度ご見学された後、空輸などでお送りするケースが
あるかもしれません。
空輸の場合、直行便と経由便で輸送代が異なるので注意しましょう。またすべての航空便で子犬を運ぶことができるわけでは
ありません。航空便によっては(小さな便など)、貨物室の気温・気圧の管理ができず、乗せることができない便もあるので
注意しましょう。
陸送の場合、トラック便だと夜に預け入れ、出発して朝早くに最寄りの営業所に到着します。
6.生体の引き渡し可能時期(通常60日前後。2013年9月の動物愛護法の法改正により、段階的に56日以降となるとされています)
子犬の社会化期は3週齢(生後21日)から12週齢(生後84日。約3ヶ月)といわれてますが、
社会化期の前半(3週齢から7週齢)は主に親兄弟と濃密な時間を過ごし犬同士のコミュニケーションを学び、
犬社会のルールを学ばせます。
この社会化期にしっかりコミュニケーションの仕方を学ぶことで、将来問題行動を起こすリスクが軽減されると考えられています。